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TOKYOからOKINAWAに移住したHOMME

20代後半で思い立ったように東京から沖縄に移住したヤローの徒然+プログラム関連作業用メモ

新しい音楽の発信の仕方/「音楽配信」の現状と今後(2006年)

※この記事は2006年に書かれたものです

 

新しい音楽の発信の仕方

音楽配信」の現状と今後

iTunesMusicStoreの日本進出以来、広く認知されるようになった「音楽配信』だがメジヤーレーベルの曲こそ多くなれど、国内インデイーズの曲は少ないのが実情。周題点を含め、日本の「音楽配信」の現状を報告する。

音楽配信の現状

2005年8月にiTunesMusicStorefが日本にも進出し、国内での「音楽配信」の認知度は急速に高まった。しかし実ご質はどうなのかというと、単純に比較することは難しいが、日本の音楽の売り上げ比率(2005年度実績)はCDが9割、配信は1割にしかなっていない。まだパッケージCDの売り上げのほうがはるかに高いというのが現状なのだ。しかも日本は世界的に見て特殊な例と言え、その1割のうちの90%以上は着ラたフルなど携帯端末への配信で占められている。

iPodは確かに売れているが、だからといって音楽配信が主流になったというわけではなく、手持ちのCDをリツピングして使ろケースのほろが多い。あぐまで手軽に持ち歩ける音楽ライブラリーの携帯ツールとして使われているのが実情なのだ。

 

音楽配信の利点

―番のメリットはもちろん、消費者が手軽に音楽を購入できるという点。そして売る側にとっては、パッケージを伴わなくてもいいので、モノとしての「在庫」を抱えなくてもいいという点。

つまり、ごく限られた人たちにしか聴かれないような音楽であっても、プレス代などに悩まされずに販売することができるというわけだ。また、それによって、これまでアーティストを悩ませいた「廃盤」という原理も本来は解消されるはず。

そのうえ、どんな音楽であれ、基本的にはそれを世界に向けて配信できるというのも大きなメリットと言えるだろう。なのだが…。

 

音楽配信の問題点

一番の問題点は、日本では音楽配信の流通システムがまだ確立されていないこと。それを今、手探りしながら構築しようとしているのが現状なのだ。

音楽配信をするには、基本的にはコ.ピー回数の制限をするための「DRM(デジ夕ルライツマネージメント)」やお金を徴収するための「課金」を行なう必要がある。そうしないと、一度配信したら誰でも無限にコピ一できてしまうし、ひどい場合はお金を徴収できなかったりと、ビジネスとして成り立たない。しかし、そのDRMや課金を個人レベル、で行なえるかというと、現実的には無理。

現状、インデイーズが自分たちだけで音楽配信はできないというわけだ。

そこで現状、インデイーズアーティストが音楽配信をするには、既存の大手配信サイ卜にCDなどの音源を持っていき、1件1件交渉していくしかないが、先にもあげたよろに大手の配信会社にもまだ十分なシステムが確立されていないし、インディーズに対する営業力も十分ではない。したがって、そう簡単に取り扱ってくれるとは言いがたいのが現実なのだ。言いすぎかもしれないが、まだまだインディーズには門戸さえ開かれていないというのが実情だろう。

配信会社とインディーズレーベルとの間をつなぎ、お互いに足りない部分を補ってくれ、かつ安心してファイルを預けることのできる事業者が出てくることが今、望まれている。

 

インディーズが今やるべきこと

楽曲の音源デ一夕の管理ももちろ:んだが、今後、音楽配信が急速に拡大していくだろうことを予想するならば、その楽曲の情報デ一夕を管理することも大事になってくる。

具体的には、「曲夕イトルとその力夕カナ表記」「ア一テイスト名とその力夕カナ表記」「作詞者名」「作曲者名」「編曲者名」「演奏時間」などの基本情報に加え、「isrcコード」の取得や著作権管理事業者との契約ち必要になつてくる。なお、ISRCとは国際標準の音源識別コードのことで、申請方法など詳しくは日本レコード協会のサイ卜(http://isrcdb.jmd.ne.jp/)で知ることができる。

 

総評

現状だけ見ると、まだ日本に環境が整つているとは言えないが、アメリカが配信を開始してからわずか2~3年で年間数億ダウンロードにまで急成長したことを考えれば、音楽配信は無限の可能性を秘めていると言える。今からそこを視野に入れた活動に取り組んでも、決して早すぎることはないはずだ。

 

 

2006年「音楽主義」より