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TOKYOからOKINAWAに移住したHOMME

20代後半で思い立ったように東京から沖縄に移住したヤローの徒然+プログラム関連作業用メモ

【動画あり】沖縄移住2年目の住宅事情【女王蟻の怪・聖戦士ヤモリ】

沖縄に引っ越してきて2年目。

年始から低階層2階の部屋を借りて暮らしている。

昨年は短期契約のマンション(?)多階層アパート(?)みたいなとこに住んでいたので、自分の部屋というよりは長期スパンの出張&部屋探しみたいな感覚がぬけなかった。

いまの部屋にやってきてようやく「住んでいる」という実感が湧いてる。

 

沖縄の住宅事情は本土と大分ちがうところもあって、自分のような関東生まれ関東育ちの移住者からしてみてれば面食らう部分も多かった。

部屋探しから手続きの部分などの人的ことでだ。全国チェーンの不動産屋ならそういう部分は軽減できたのかもしれないが、まあこれについては別の機会に書こうと思う。

今回の本題はそこではない。「人」以外の部分。

 沖縄が高温多湿なのは、移住者でなくても容易にイメージできると思う。

暑さ、湿気、カビ、食品は腐りやすいし、虫がすぐわく。

 

東京にいたころは、なんとなくだらしないアパートぐらしをしていたが、まがいなりにも自炊していたし、食べ物を悪くしてしまうなんてのは稀だった。

が、こっちでは食べ物をちょっと外に出しておくと命取り。
カビも生えるし、変な匂いしだすし、何処から来たのかアリが行列をなしてたかっている。

食パンが置いておいたら、いつのまにかゴマ塩がふってあるような絵面になっている。

 

低層階の部屋に引っ越してからは「虫」との遭遇が顕著になった。
1階部分は簡素な庭付きのような状態で植え込みなどもあり、生き物にあふれている。
蝶、蜂、蟻、セミ、ミミズたまにカミキリムシみたいなのも飛んで来る。
自分は別段、「虫が大の苦手」ってわけではないし中型以上の甲虫系がいたら、少年心がくすぐられてテンション上がってしまうぐらいだ。(といってもカブトムシやクワガタなんかはめったに見ない)

 

だけど、それでもやっぱり害虫系はいただけない。

暑いからといってエアコンつけっぱなしも非経済的。風の通る日は夜網戸にして窓をあけている。湿気は入ってくるが風は涼しい。
けど部屋の明かりにつられて蛾が飛んでくる。いつの間にか網戸には小型の蛾が無数に止まってたりする。
これはまあいい。網戸あるし。

 

コバエ、ユスリカ。本土でもいるけど、ほんと何処から入ってきたんだレベルで部屋の中に湧く。かんべんしてくれ。退治してもきりがない。

過去に室内散布系の殺虫剤系でひどい皮膚アレルギーを起こした経験があるので、それ系は使えないし、化学薬品系の除虫アイテムは極力さけている。

そのせいもあってか、じゃんじゃん集まってくる。けどハエやユスリカは、まあ不快ではあるけど実害は低いほうだろう。

 

実害はなはだしいのは蚊。

ちょっとベランダに出ようもんならものすごい数に集られる。別段水場の近くでもないのにどこから発生してるんだ、というほどの数の暴力。

腕や足ならわかりやすいが首や脇の後ろ側や、顔に止まってくるやつもいる。
さされるともちろん痒くなるが、腫れ具合が本土のソレよりひどい。
かなり大きく面積広く膨れる感じになるのだ。気のせいじゃないと思う。本土の蚊と種類が違うのかなんなのか。とにかく沖縄の蚊にさされるとめちゃめちゃ痒いし不快。

 

すごく賢いな、と思うのがベランダで体に止まったらその時点では刺さず、服や髪にしがみついたまま、私と一緒に部屋の中に入ってくる。部屋に入るやいなや拡散し潜伏。CIAかよ。

部屋に入った後、こちらの感心が薄れた頃合いを見計らって接近しヤラれる。実に巧妙だ。

たまに耳元で「プゥ〜ン…」と羽音がする。これほんと虫酸が走る。
バッと飛び起き周囲を確認。視界に移る黒い動く点を目視。どこかに止まるまで目で追い勢いよく平手打ち!

はずした!奴はどこにいった?姿を…消した?

つい今しがたまで目で追っていたのに!

このステルス能力が尋常じゃない。1打を逃した後はこつ然と姿を消す。
またこちらの興が薄れるまで物陰に潜伏する気だ。恐ろしいやつ。

 

天然成分の蚊取り線香を使っているけど、効いているのかどうなのか…。

紀陽除虫菊 天然 蚊とり線香 夕顔 50巻

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蚊とおなじく全国規模で恐怖の対象であるゴキブリ。

沖縄のゴキブリは活発だ。 人目を忍んで闇を這うような本土Gと違ってふつーにそこら辺歩いてる。

国際通り近くで飲んだ帰り、タクシーにのらず徒歩で帰ったりするんだけど夜道の道路をゴキブリがじゃんじゃん横切る。フツーに歩いている。ちょっと下を向いて歩いていれば何匹も目撃できる。
目線を上げて電柱のライトに向かって羽ばたいている蛾がいるな〜と思って目を凝らすと、蛾じゃねえゴキだ。夜空にゴキブリが羽ばたいている。
最初こそゾワゾワしたが、こちらに向かってくるわけでもなく今となっては慣れてしまった。

 

が、それはあくまで屋外の話。
屋内で目にすればそりゃあ、「ヒッ…」と声を上げ2秒ほどフリーズ必至。
すばやさは本土のソレと変わらないが、体感として、明かりの下から率先して逃げる様子もなく割りと平然と姿を晒している。こちらが俊敏さをもって倒そうとすれば、もしかしたら本土よりも退治難易度は低いかもしれない。

沖縄の住宅というより自分の住んでいる物件の特性なのか、支柱と壁面のつなぎ目に意図的な隙間があり、奴らはそこへ逃げ込む。そこに入れば私が手を出せないことも学習したようで、逃げ込まれたら私の眠れない夜がまた一夜増えることになるわけだ。

成虫だけじゃなく、幼体のゴキブリも活発に姿をあらわす。
さきほどのコバエやユスリカは室内が飛び回っているので無視する癖がついているのだが、そのノリで眼前を横切った虫をスルーしたところテレビの画面に止まった。

あれ?なんか丸いゾ…。
ゴキブリの幼体である。フツー飛んでくんのかよ!
大好きな石原さとみを見ていたところだったがそれどころじゃなくなった。
急いでティッシュでつまんでくるみ力を込める。ティッシュは開かずそのままトイレに流す。(ティッシュ流したらトイレが詰まるとかそんな悠長なこといってる場合じゃないんだこっちは)

ゴキブリとの共生生活がつらいので、気休めにホウ酸団子(ゴキブリキャップ)を大量に買ってきて、そこここに設置した。どうか効きますように…。

ゴキブリキャップ 15個入

ゴキブリキャップ 15個入

 

 

さて、次が大本命だ。蟻。

庭付き物件ということもあってアリがそこここから這い上がってくる。窓の冊子の隙間から、エアコンダクトの隙間から小さいアリがいっぱい入ってくる。
正確な種類名がわからないが、本土の黒々とした大きめのアリと違って、赤茶色い小型のアリだ。
少しでも食べかすや料理の素材カスが残っていようものなら部屋の外からかぎつけて入ってくる。キッチンに黒く蠢くカタマリがあれば奴らだ。

潰そうが水で流そうがきりがない、ほんとにきりがないのだ。
凄まじい数がいる。高層階の部屋にまで上がっていくのかはわからないが、2階の部屋には容易に入り込んでくる。

ほんとに少しでも油断すれば、それを察知したかのように集団でやってくる。
それを目の当たりにしてからというもの、食事後と調理後の拭き取りを徹底し、食べたらすぐに食器は洗い、常温保存OKな食品も外には置かなくなった。
食洗後のシンクも最後に水できちんと流さないと洗いカスにすら寄ってくる。

沖縄の他の家庭も同じなのだろうか?うちだけ?
室内蟻は一体一体倒してもきりがないので、アリメツを設置して殺す。
ゴキブリキャップと同じで誘引して毒入りの餌を食べさせるものだが、これにつられて外から余計に集まってくるってことは…ないだろうか…?

アリメツ 55g

アリメツ 55g

 

 

さらに白蟻も共生している。

定期的に駆除対策もとられているようだが、根絶されていないのだろう。
とくにこの時期、新世代の女王蟻が自身の巣を形成するためにざわざわと地表に現れる。
胴体より大きい羽根がついていて一見蟻っぽくない羽虫に見える。

 

ある雨の日の夜、パソコンに向かって作業をしていたときだ。
目線の上にある窓に目をやると網戸に羽虫がはりついている。部屋の明かりに引き寄せられて飛んできたのだろう。もう一匹あらわれた。

さらに窓枠の下からもう1匹、2匹…無数に這い上がってくる。

あれ?なにこれ…。

さらに窓についているそれと同じカタチをした虫が部屋の中を横切った。

どっかから入ってきてる…!!

焦って窓に顔を近づけてみると窓枠サッシの隙間からウゾウゾと羽蟻が入ってくる。
私は声も上げず、ひとりで楳図かずおの漫画のような表情をしていた。

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顔芸してる場合じゃない。
やばいどんどん入ってくる。他に方法が思いつかなかったのでガムテープでサッシの溝に蓋をした。念入りに3重に貼り付けた。

そのおかげか部屋の中にはそれ以上入ってきていないようだ。だがみるみる網戸が女王蟻たちでごったがえす。
なんでこんなにいるんだよ、女王はひとりでいいんだよ!

窓横のエアコンにふと目をやり悪寒がする。
窓の外側にあるエアコンの排気口から入ってきたらどうする?
蒸し暑い沖縄の夜、エアコンに癒やされていたと思ったら大量の羽蟻が風にのって室内へ…考えただけで楳図かずおだ。

 

そんなことを考えていたら救世主が現れた。
ヤモリだ。

沖縄では住宅の内外にヤモリがフツーに現れる。
馴染みがない人もいるかもしれないが猫目の小型トカゲとおもっていい。

こいつもそれなりの大きさなのに、じゃんじゃん家の中に入ってくる。
特別害はないが「チッチッ」と鳴き声を出すので室内にいるとすぐわかる。
とくに風呂場とかトイレの壁にはよく張り付いてる。

こういうやつ

http://okinawa-banana.up.n.seesaa.net/okinawa-banana/image/06011983848382838A82R.jpg?d=a3
※画像はブログ「【「安全・安心」にこだわる】“島バナナ”の栽培日記~in沖縄」からお借りしました

 

網戸に張り付いたヤモリは女王アリを次々に食べていく。

いいゾ!もっとやれ!

もともと爬虫類は大丈夫な私、蟻を退治してくれる様を見てがぜん応援したくなる。
なぜか尾っぽの切れたヤモリだったが再生のために尾っぽ養分を使うのだろうか、がんがん蟻を食べてくれる。

その様子を動画にとってみた。


沖縄のヤモリが羽虫(女王蟻)を捉えて食べる瞬間(網戸ごし)

 

この尾切れヤモリのあとにもう一匹尾の生えたヤモリもやってきた。
家守(やもり)の名は伊達じゃない。どんどん食べてくれ。

 

一晩たつとアリもヤモリもいなくなっていたが、

サッシのガムテープは怖くてまだ剥がしていない…。