マネージメン卜の一環としてレーベルを立ち上げる
マネージメン卜の一環としてレーベルを立ち上げる
小林由紀夫さん[3rdStoneRecords]
パノコ一ミュージックでレベッカなどを担当後、独立。97年にサードストーンフロムザサン設立。現在は、シア夕一ブルック、髭(HiGE)などが所属。www.3rdstones.com/
メジヤーなプロダクションでメジヤーなアーティストをマ,ジメン卜、独立•起業後はSUPERJUNKYMONKEY、WRENCH、シアターブルック、髭(HiGE)などを担当。あくまrレーベル業務はそのマネージメント業務の一環だといろ。
マネージメントがまずありき。組む人がいないなら自分でやる発想。
—レ一ベルを立ち上げたときはどうい5志を持っていたんですか?
「マネ一ジメン卜をずっと何年もやってきて、シンコ一ミュージックをやめて、フリ一になって、最初にピチカートフアイプとか小西(康陽)さんをやってたんですよ。小西さん、音楽詳しいじゃないですか、思いきり。レ一ペルのことも知ってるし、海外のことも知ってるし、インデイ一ズのことも知つてる。ころいう世界もあるんだつて、そこで改めて知ったっていう背景があつて。
で、その年に会社を作ったときに、ス一パ一ジャンキーモンキーと自分のレ一ペル作ろうかなぐらいは思ってたんですね。そうこうしているうちに、小島ってバンドがうちにやってきて。自分たちでやりたいと。小島は小島でメジャ一と契約はあったんですけど、自分たちでも愛知県のバンドを発掘してリリースしたいんだけど、一緒にやらない?みたいな。イコ一ルちよっと金出してくんない?みたいなのがあって(笑)。俺も興味あったし、じゃあ一緒にやろろかって。
だからマネージメントしていく中でのレ一ペルですよね、マネージメン卜の一環というか。ア一テイス卜の活動を活発にさせていく中で、レーベルがそのひとつの形だったらそれをやろろっていう発想ですね、僕の場合は」
売れてきたらメジャーっていう図式は全然否定しない。
―そんな中で小林さんならではの志というと?
「Jポップじやないものをやりたかった(笑)」
―インデイ一ズならではというか。
「いや、インデイ一ズとかメジャ一とかは俺、あまり関係ないんで(笑)」
―アンチメジャーといろわけではないんですね?
「そんなのはないですね。だから売れてきたらメジャ一になるっていろ図式は全然否定しないし。たまたま自分が好きなものはアンダーグラウンドのほろが多いっていろだけで(笑)、でもそれはどっかでひっくりかえるじやないですか。最初は誰も相手にしてくれなくても、自分がいいと思ったものがいつかはメジャーな展開ができるバンドになるって信じてやるわけだから、マネ一ジメン卜の人っていろのは。少なくとも俺はそろなんですけど」
―発想がすべて、まずマネージメン卜ありきなんですね。
「そろ、全部そうなんですよ。マネ一ジメントをやりたいバンドをどうするか。で、誰と組んでやるのか。組む相手がいなかったら自分でやる。なぜならマネ―ジヤーだから。っていろ感じですよね」
―ただ、そこにメジヤーとは違うおもしろさというか、醍醐味を感じることは?
「まあ、自分がいいなと思ったら出せるっていうのはありますけど。でも、やっばり金のことをしよっちゆう考えてなきやいけないじやないですか。そんないい思い出はないですよ(笑)。醍醐味ってい5ほど当ててないですから、俺(笑)」
どうでもいい奴はマネージメン卜したくないじやない。
―インデイ一レーベルの本来あるべき姿とは?
「まずは毎月、最低1夕イトルは出していかないと、レ一ベル機能というか、力ラ一も保ちづらいのかなと思うけど。まあ、ろちの場合はすごい人数が少なくて、基本的に俺の趣味みたいなところかあるからレーベルカラーは心配ないけど。どんなバンドやっても“小林さん好きそうだね”つて言ってくれるし(笑)。
でもお金まわしていくっていう意味ではリリ一スし続けないといけないし、リリースしたら必ず何千枚かは売らないといけない、っていうのがたぶん普通のビジネス的にやってるところだと思うんですよ。うちはコンスタン卜にやってないけど、コンスタン卜にやるってことがやっぱり大事なんじやないですかね。でもそんなにいつもいいバンドいないしね。かといって、どうでもいいの出したくないんですよね。マネージメン卜しなきやいけないつていう頭あるから。どうでもいい奴をマネ一ジメン卜したくないじやないですか」
一ただ単に作品を出せばいいわけじやないと。
「レ一ペルは出していくことがまずあるけど、うちは、そのバンドの活動を続けていくことが大事だと思ってるから。―発売れたねっていっても、そんなにうれしくないかもしれない。まあうれしいけど(笑)」
―これからレ一ベルを始めようと思っている人にアドパイスを。
「大手のインデイ一レーペルにアルバイ卜で入るのが一番いいんじやないですかね。まずそういうとこで教えてもらうつていうか、何でもやるのが一番いいんじやないですか。わかりますからね」
2006年「音楽主義」より